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    from Ma-ana district,
    Yawatahama City,Ehime Prefecture.

    8月7日は七夕さま

     真穴地区の『七夕』は旧暦に近い月遅れの8月7日に行われます。真穴地区公民館でも飾り付けが行われました

     きまぐれ真穴撮り歩き第28弾は“七夕さま”

     真穴地区では8月6日に飾り付けて8月8日の朝に海に流します。しかし近年は環境保護の観点から海に流すことはなくなりました。昨日、穴井自治公民館の主事さんが山から竹を切って来て、事務所玄関脇に設置してくれました。

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     「七夕」について調べている内に実に興味深い記事に出会いました。一説によると、『古くは、「七夕」を「棚機(たなばた)」や「棚幡」と表記した。これは、そもそも七夕とはお盆行事の一環でもあり、精霊棚とその幡を安置するのが7日の夕方であることから7日の夕で「七夕」と書いて「たなばた」と発音するようになったともいう。』 (Wikipedia「七夕」)

     そう言えば、ここ真穴地区ではお盆に飾る御精霊棚(おしょろだな)の脚や仏壇の脇には女竹を飾り、前面には如来旗という8枚からなる長い短冊状の旗を吊るします。『「平家物語」によれば、貴族の邸では願い事をカジの葉に書いた』(Wikipedia)そうで、御精霊棚や仏壇には女竹と一緒にカジの枝葉も飾ります。また御施餓鬼法要(おせがきほうよう)で用いる五色の旗からも短冊は強い影響を受けているそうで、色鮮やかな短冊が風になびくのを見ているとなるほどと。確かに共通点が多いですね。
     (七夕飾りと真穴のお盆の飾り付けとの類似性については検証作業をしていませんのであくまで個人的な気付きです)

     中国伝来の『七夕伝説(星伝説)』『乞巧奠(きっこうでん)』や日本古来の『棚機津姫(たなばたつめ)伝説』『お盆の準備』などが合わさって現在の“七夕”になったようです。織姫と彦星の話を調べようとしたら、興味深い話が次から次と七夕ぼたもち…じゃなかった棚からぼたもち、実におもしろいですね。

     さて、飾り付けをした主事さん・主事補さんはどんな願いをされたんでしょう。この日、「真穴伝統文化子ども教室」の大正琴の練習に来ていた子どもたちにも書いてもらいました。どれどれ、
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     「みんな元気でありますように」暑い日が続いていますので、住民の皆さんには体調管理には充分気をつけて頂きたいですネ。ほうほう、子供たちの願いはリアルでシビアですねー。願いは叶えてくれますヨきっと、たぶんおそらく

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     皆さんの願い事の一番最後に受け付けてもらえれば…(謙虚な割に写真がデカい)
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