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    アオノリュウゼツランが咲きました2015

     がけ崩れによる通行止めが解除された翌日の7月22日、散歩している方から「黄色いのが出よるぞ!」との一報を受け久しぶりのお天気になった今日行って参りました

     撮影を終えた午前10時、高松地方気象台は「四国地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より6日遅く、昨年より4日遅い梅雨明けとなりました。

     きまぐれ真穴撮り歩き第27弾は“アオノリュウゼツランの花2015”

    リュウゼツ1
     なんということでしょう予想よりも随分と早く半分近くの花が咲いていました。

    リュウゼツ2
     咲くと言っても、普通の花のように美しい花弁が開くわけではなく、黄色い雄しべが伸びることで、まるで黄色い花が咲いているかのように見えます。

    リュウゼツ3
     下の段から咲き始め、最初は雄しべが伸び、雄しべが枯れ始めると雌しべが伸びてきます。この写真の下段の花は雌しべが全て出揃っていますが、上段の花は雌しべが半分出掛かっているところです。

    リュウゼツ4
     先端が裂けた部分が花弁と思われます。花の構造による以前の分類体系ではユリ科とされ、その後はリュウゼツラン科、そして最新のDNA解析によるAPG体系Ⅲと呼ばれる植物分類体系ではキジカクシ科リュウゼツラン亜科リュウゼツラン属に分類されています。

     ユリ科に属していたことから、ガクが変化した「外花被片がいかひへん」3枚と本来の花弁である「内花被片ないかひへん」3枚の計6枚の構成になっていると思われます。また、花は筒状になっていて、花被片が互いに合着した「合生花被ごうせいかひ」と呼ばれるもので、同じリュウゼツラン科のギボウシの花と似た構造かと思います(以上、推測です)。

    リュウゼツ5
     メジロの番(つがい)が蜜の香りに誘われてか盛んに花の間を行ったり来たり。珍しい花ですのでどこに蜜があるのやらサッパリわからん…とばかり目をシロクロさせながら飛び回っていました(目の周りが白いのは生まれつきです)。原産地メキシコではオオコウモリに受粉させようと進化したアオノリュウゼツランですので、オオコウモリ仕様の蜜壺にメジロが運良くたどり着けるかどうかは定かではありません…。

    リュウゼツ6 リュウゼツ7
     昨年のマストはまだ立っていますが先端部分から枯れはじめ、今は約半分程度色が変わってきています。この分だと秋までは立っていそうですね。こうして新旧2本のマストが崖の上でポニョポニョッと立ち並ぶ光景は、2年連続で花が咲き、しかも用無しになった古いマストを切られずに済む、という二つの条件が揃わないと見れません。こんな奇妙な組み合わせは日本では数百年に一度あるかないかじゃないでしょうか(ちょっと大げさに言ってみました)。

    リュウゼツ8
     今年の花は数も多く、真っ黄黄の花が見れる!かも?と期待していましたが、思ったほど黄色くなく写真でもうまく表現できませんでした。(カメラとウデのことは置いといて)このところの雨続きが原因なのか、土が悪いのか、塩分は豊富でも肥料ももらえない過酷な自然環境の下ではこれが精一杯なんでしょう。

     日本では30年~50年(中には80年)経たないと咲かないと言われる珍しいモノが、2年連続でこうも咲いてしまうと“注文”が出てくるのも致し方ありませんネ。贅沢な悩みです


    【アオノリュウゼツラン記事のまとめ】
    アオノリュウゼツランの花(2014/8/5)
    アオノリュウゼツランの実(2014/911)
    アオノリュウゼツランのマスト(2015/5/1)
    アオノリュウゼツランの2本目のマスト(2015/5/10)
    アオノリュウゼツランの近況(1)(2015/6/13)
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