地引き網交流会2015
6月27日、真網代・源蔵前の浜で地引き網交流会が行われました。午前9時現在、天気:曇り、気温:24.1℃、湿度:87%、西南西の風:2m/s、波:静か。
梅雨時の開催とあってお天気が心配されましたが、みなさんの願いが通じました

ゴミ袋を片手に浜の清掃から始まりました。

午前9時から「網入れ」の予定でしたが、ちょっとトラブルがありまして船の到着が遅れます。ではその間に、交流会のねらいと参加されたみなさんのご紹介をさせて頂きましょう。
主催は「真穴の子どもを育てる会」、網入れは「北針」さんです。地引き網体験を通して漁業の歴史を知ると共に、ふるさと真穴の海をこよなく愛する心を育てることと、保護者や地域、近隣地域との交流を通して、豊かな心を育て、地域に貢献しようとする気持ちを育てること、が開催の主旨です。
今年近隣から参加したのは双岩(ふたいわ)地区のみなさんと、神山(かみやま)地区のみなさんです。地元からは真穴保育所園児たち、真穴小学校の児童たち、真穴中学校の生徒たち、保護者・教職員のみなさん、来賓のみなさん、他、総勢250人強の人たちです。真穴駐在所、真穴交通安全協会のみなさんには交通整理をして頂きました。
網入れを待っている間、双岩地区や神山地区の子どもたちは、波打ち際で楽しんでいました。遊ぶ時間ができて、却って良かったのかも…ですネ

大変長らくお待たせいたしました、網入れの開始です。「北針」さんが、2週間前に漁礁としてバベ(ウバメガシ)の木を海に沈めています。また前日にはジャミ(カタクチイワシの稚魚)をエサとして撒いていたそうで、期待が膨らみます。


二手に別れて、いよいよ網引きが始まりました。ワッショイ
ワッショイ
の力強い掛け声が源蔵前に響きます。

先端の袋網がどんどんと引き寄せられてきます。途中で魚が逃げてしまわないよう、今年は休憩無しのノンストップ地引き網です

『引き方ヤメ~イ
』と、言ったかどうかは覚えていませんが、魚の姿が見えてくるまでの、この待つ間の時間がタマリませんね

どうかな~、入ってるかな~、オッオッ

でっかいモイカ(アオリイカ)に大はしゃぎ。10匹ほど獲れました。銀色をした数が一番多いのがゼンゴ(小アジ)、他にはホータレ(カタクチイワシ)、ミコサン(イラ)、グジロ(ベラ)、ハゲ(カワハギ)、エソ、イカナゴ、フグに小鯛、etc.
大人が毒のあるウグ(ゴンズイ)などを取り除いて、あとは子どもたちの手でコンテナに移してもらって、地引き網の終了です。

地引き網の後は、真穴中学校の校長先生による恒例「お魚の説明」と「お魚クイズ」がありました。この春に着任されたばかりで、今回がデビュー戦でした。


漁礁のバベの枝にはモイカの卵がたくさん生みつけられていました。この奇妙な物体に、子供たちも不思議そうに指でツンツンしながら観察していました。とても貴重な体験ができました。
突然ですがここで問題です。
1:魚の耳はどこだ
2:魚の鼻の穴は何コ
みなさんお解かりですか。今日参加した子供たちはもう知ってますよね。
答え1:「頭の中」。頭の中にある内耳(ないじ)という場所で音を聞きます。また、ここには耳石(じせき)と呼ばれる組織があり、体の平衡感覚をとっています。また両サイドのウロコにある点線状の側線(そくせん)と呼ばれる器官でも音を聞き取っています。
答え2:「4個」。魚も匂いを嗅ぐために鼻があります。前の2つから水を吸い込んで、後ろの2つから水を出して、その時に水に溶けた匂いを嗅いでいるそうです。2対の穴、つまり鼻の穴は4個あります。
大人でも勉強になるお魚クイズ、とってもタメになりました


最後はお楽しみ「ジャンケン抽選会」です。勝った子供たちには、仕分けされた獲れたての魚がプレゼントされました。
これにて全プログラムが終了いたしました。みなさん楽しんでいただけたようでナニヨリでした。すると、終わるのを待っていてくれたかのように雨粒がポツリポツリと落ちてきました。今日参加されたみなさんの普段の行いが、いかに良いかが証明されました。(私も含めてですが、なにか。)
双岩地区及び神山地区のみなさん参加ありがとうございました。関係者のみなさん、お疲れ様でした。また来年も楽しみです
梅雨時の開催とあってお天気が心配されましたが、みなさんの願いが通じました


ゴミ袋を片手に浜の清掃から始まりました。


午前9時から「網入れ」の予定でしたが、ちょっとトラブルがありまして船の到着が遅れます。ではその間に、交流会のねらいと参加されたみなさんのご紹介をさせて頂きましょう。
主催は「真穴の子どもを育てる会」、網入れは「北針」さんです。地引き網体験を通して漁業の歴史を知ると共に、ふるさと真穴の海をこよなく愛する心を育てることと、保護者や地域、近隣地域との交流を通して、豊かな心を育て、地域に貢献しようとする気持ちを育てること、が開催の主旨です。
今年近隣から参加したのは双岩(ふたいわ)地区のみなさんと、神山(かみやま)地区のみなさんです。地元からは真穴保育所園児たち、真穴小学校の児童たち、真穴中学校の生徒たち、保護者・教職員のみなさん、来賓のみなさん、他、総勢250人強の人たちです。真穴駐在所、真穴交通安全協会のみなさんには交通整理をして頂きました。
網入れを待っている間、双岩地区や神山地区の子どもたちは、波打ち際で楽しんでいました。遊ぶ時間ができて、却って良かったのかも…ですネ


大変長らくお待たせいたしました、網入れの開始です。「北針」さんが、2週間前に漁礁としてバベ(ウバメガシ)の木を海に沈めています。また前日にはジャミ(カタクチイワシの稚魚)をエサとして撒いていたそうで、期待が膨らみます。



二手に別れて、いよいよ網引きが始まりました。ワッショイ



先端の袋網がどんどんと引き寄せられてきます。途中で魚が逃げてしまわないよう、今年は休憩無しのノンストップ地引き網です


『引き方ヤメ~イ




どうかな~、入ってるかな~、オッオッ



でっかいモイカ(アオリイカ)に大はしゃぎ。10匹ほど獲れました。銀色をした数が一番多いのがゼンゴ(小アジ)、他にはホータレ(カタクチイワシ)、ミコサン(イラ)、グジロ(ベラ)、ハゲ(カワハギ)、エソ、イカナゴ、フグに小鯛、etc.
大人が毒のあるウグ(ゴンズイ)などを取り除いて、あとは子どもたちの手でコンテナに移してもらって、地引き網の終了です。


地引き網の後は、真穴中学校の校長先生による恒例「お魚の説明」と「お魚クイズ」がありました。この春に着任されたばかりで、今回がデビュー戦でした。




漁礁のバベの枝にはモイカの卵がたくさん生みつけられていました。この奇妙な物体に、子供たちも不思議そうに指でツンツンしながら観察していました。とても貴重な体験ができました。
突然ですがここで問題です。




答え1:「頭の中」。頭の中にある内耳(ないじ)という場所で音を聞きます。また、ここには耳石(じせき)と呼ばれる組織があり、体の平衡感覚をとっています。また両サイドのウロコにある点線状の側線(そくせん)と呼ばれる器官でも音を聞き取っています。
答え2:「4個」。魚も匂いを嗅ぐために鼻があります。前の2つから水を吸い込んで、後ろの2つから水を出して、その時に水に溶けた匂いを嗅いでいるそうです。2対の穴、つまり鼻の穴は4個あります。
大人でも勉強になるお魚クイズ、とってもタメになりました




最後はお楽しみ「ジャンケン抽選会」です。勝った子供たちには、仕分けされた獲れたての魚がプレゼントされました。
これにて全プログラムが終了いたしました。みなさん楽しんでいただけたようでナニヨリでした。すると、終わるのを待っていてくれたかのように雨粒がポツリポツリと落ちてきました。今日参加されたみなさんの普段の行いが、いかに良いかが証明されました。(私も含めてですが、なにか。)
双岩地区及び神山地区のみなさん参加ありがとうございました。関係者のみなさん、お疲れ様でした。また来年も楽しみです

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