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    アオノリュウゼツランの近況 その1

     今年も新たにアオノリュウゼツランのマストが伸びて来て、あれから1ヶ月。今日までの様子をまとめてレポートいたします

     きまぐれ真穴撮り歩き第22弾は “アオノリュウゼツランの近況 その1”

    【5月10日】
    リュウ1 リュウ2
     「すぐ上に新しいのが伸びてきたぞ~」一報を受けて前回リュウゼツラン記事でご紹介したときの状態です。タケノコのオバケみたいで度肝を抜かれました…。

    【5月22日】
    リュウ3 リュウ4
     灘の浜でエンコ祭りが行われた折に少し足を伸ばし、日が沈む前に撮っておきました。背丈が2倍ほどに成長していました。やはり、隣にある昨年のよりも太いです。

    【5月29日】
    リュウ5 リュウ6
    リュウ5-1 リュウ5-2
     「枝みたいなんが出とるぞ~」連絡をもらい行ってきました。マストから親指大ほどの花柄(かへい)が伸びていました。

     タケノコからアスパラガスのオバケに変身…。

    【6月7日】
    リュウ7 リュウ8
    リュウ7-1 リュウ7-2
     あじさいロードを訪問した際に寄ってみました。少し伸びた花柄の先端に小さな蕾が確認できます。

     アスパラガスのオバケからスティックブロッコリーのオバケが出現…。

    【6月13日】
    リュウ9 リュウ10
    リュウ11 リュウ12
     そして今日、すっかりリュウゼツラン“らしく”なってきました。もうナントカのオバケは出てきませんかね。まぁ、これ自体がバケモンみたいなモンですが。

     昨年のマストはまだ立っています。タケと同じように開花・結実すると枯れてしまう1回結実性(一稔性植物)なんですがね。いずれは崖の下へポニョッと落ちてしまうんでしょうが、何とも不思議です。

    円錐1 円錐2
     余談ですが、花の付き方、配列状態のことを「花序(かじょ)」と言います。いくつかの形態がありますが、アオノリュウゼツランの場合は、マスト(花茎)から蕾を付けた枝状の花柄(かへい)が伸びていき、それがさらに枝分かれしながら最終的に先端にいくつもの花を咲かせます。下の花柄の方が長く円錐状に花が付くことから「円錐花序(えんすいかじょ)」と呼ばれます。写真のナンテンやサルスベリなどもこの円錐花序です。スケールは全く異なりますが。

    サギ
     昨年は7月25日には花が咲き始めていました。崖崩れで国道378号が通行止めになっていた時で、翼があればなぁと何度も感じたことを思い出しました。知ってか知らずか、目の前の沖合をシラサギの群れが横切っていきました。

    リュウ13
     見かけ上の高さはすでに昨年のマストを超えています。今年のマストは昨年のよりも一回り太く、実質の背丈も間もなく越すと思われ、昨年よりも立派な花がたくさん咲きそうな、そんな予感がしています
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