雛の里にピザ窯出現、その名も「ひな窯」!
ドラム缶ピザ窯に気を良くした?穴井自治公民館T主事さんは、とうとう本格ピザ窯に手を染めてしまい2基造ってしまいました。その製作工程を追いかけます
先ずは完成品をご覧ください。

ここ真穴地区は座敷雛で有名な地です。江戸時代から連綿と続くこの伝統行事を地元では「ひな様」と呼び、この地を「雛の里」と呼んでいます。
ピザ窯や 二つ並んで すまし顔
穴井に誕生したピザ窯は座敷雛発祥の地にちなんで「ひな窯」と命名されました
『ひな窯?取って付けたみたいじゃのう・・・』
失敬な!「みたい」ではなく、取って付けたんですぅ
1基目

『ピザ窯手作り始めたぞぉ』10月14日運動会の撮影が終わったその足で現場に急行しました。場所は昨年の春に閉所となった穴井保育所跡地(穴井区管理)の運動場の片隅。今は昔、すっかり静まり返ってしまった跡地には、怪しげな真新しいブロックの仕切りがポツンと。
この日がピザ窯レポートの始まりです。作業は本業の仕事が終わった夕方以降または土日を利用して、数人がかりで進められました。
初 日)
怪しげなブロックの正体は耐火レンガを使う本格ピザ窯の土台部分でした。
2日目)
L型アングルが固定され、その上に耐火レンガが。火床の基礎部分です。

3日目)
耐火レンガの上は耐火モルタル、普通モルタル、耐火モルタルの3層構造です。
4日目)
ブロックが高く積まれ、作業用テントも設置されました。
鉄筋入りブロックは断熱効果、高価な耐火レンガの節約、
潮や強風による窯の劣化防止、といった3つの目的があります。
前はすぐ海、塩害対策も必要になる海岸部ならではの工夫です。

5日目)
燃焼室の耐火レンガ積みが終わり、手製の鉄扉が取り付けられました。
ちなみに耐火レンガは耐火モルタルをつなぎに積み上げられています。
右の奇妙な物体は燃焼室上部に載せる手製の焼き床です。
型枠に耐火コンクリート(アサ○キャスター)を流し込み24時間乾燥中。

6日目)
焼き床の乾燥を待って取り付け。上から覗くときっちり収まっていました。
目と口に見えた3方の開口部は燃焼室からの通気穴だったんですね。

7日目)
奇妙な物体その2、これは不要になったアルミ鍋に煙突を取り付けた状態。
烏帽子のようなカブリモノに見えますが、これがドーム天井になります。
熱を効率よく対流させようという目論見です。
ドーム部分も耐火レンガを使用するのは何かと大変ですので廃物利用で。

アルミ鍋製ドーム天井を耐火コンクリートで厚化粧、大切な熱を逃しません。

乾燥させるために始めての火入れ、ちと緊張しました・・・

アルミ鍋の膨張で大きくひび割れしましたが、これは想定内の出来事とか。
ちょっと面食らいましたが、もうこれ以上の大きなひび割れはないはずで、
耐火モルタルとレンガで全体を覆い、仕上げは普通モルタルで。後は自然乾燥。

12日目)
最後に煙突が付いて完成です
基本は廃品の土管で、エビ曲と先端部分は市販品が取り付けられました。
ダンパーは手作りで、ツマミを回すと内部の仕切り板が動く回転式です。
燃焼時は空気の通り道を確保、保温時は放熱を断つための重要な遮断弁です。
2基目

8日目)
2基目に着手。Lアングルの上にこちらは普通レンガが敷き詰められ、
9日目)
耐火モルタル、普通モルタルの2層仕上げの焼き床です。

10日目)
燃焼室が完成。こちらは一回り小さく、嬉しいファミリー向け設計です。
11日目)
後は天井部を残すのみに。

これが耐火コンクリート製天井部です。塩ビパイプは煙突穴用の型枠です。
さて、乾燥させている間に屋根の取り付けが始まりました。
八幡浜市魚市場の改修に伴い、駐輪場の屋根を頂いていたものです。
パイプとべースを溶接して、かさ上げされています。

ヨッコイしょういち、フォークリフトも出動し無事所定の位置に立ちました。
地面のコンクリートにアンカーボルトで8箇所固定、
ブロックに振れ止め用アングルで2箇所固定。これで万全(のはず)です。

12日目)
耐火天井部が乗り、さらに耐火レンガで覆い、仕上げは普通モルタルで。

最後に煙突が取り付けられて、完成です
こちらもダンパーは手製ですが、仕切り板を出し入れするスライド式です。
長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました。週末の海岸線3地区(舌田・川上・真穴)合同婚活イベントで使用されるのが本稼働第1号になります。その前に試運転があると思いますので、また後日レポートしたいと思います

先ずは完成品をご覧ください。

ここ真穴地区は座敷雛で有名な地です。江戸時代から連綿と続くこの伝統行事を地元では「ひな様」と呼び、この地を「雛の里」と呼んでいます。
ピザ窯や 二つ並んで すまし顔
穴井に誕生したピザ窯は座敷雛発祥の地にちなんで「ひな窯」と命名されました

『ひな窯?取って付けたみたいじゃのう・・・』
失敬な!「みたい」ではなく、取って付けたんですぅ




『ピザ窯手作り始めたぞぉ』10月14日運動会の撮影が終わったその足で現場に急行しました。場所は昨年の春に閉所となった穴井保育所跡地(穴井区管理)の運動場の片隅。今は昔、すっかり静まり返ってしまった跡地には、怪しげな真新しいブロックの仕切りがポツンと。
この日がピザ窯レポートの始まりです。作業は本業の仕事が終わった夕方以降または土日を利用して、数人がかりで進められました。
初 日)
怪しげなブロックの正体は耐火レンガを使う本格ピザ窯の土台部分でした。
2日目)
L型アングルが固定され、その上に耐火レンガが。火床の基礎部分です。


3日目)
耐火レンガの上は耐火モルタル、普通モルタル、耐火モルタルの3層構造です。
4日目)
ブロックが高く積まれ、作業用テントも設置されました。
鉄筋入りブロックは断熱効果、高価な耐火レンガの節約、
潮や強風による窯の劣化防止、といった3つの目的があります。
前はすぐ海、塩害対策も必要になる海岸部ならではの工夫です。


5日目)
燃焼室の耐火レンガ積みが終わり、手製の鉄扉が取り付けられました。
ちなみに耐火レンガは耐火モルタルをつなぎに積み上げられています。
右の奇妙な物体は燃焼室上部に載せる手製の焼き床です。
型枠に耐火コンクリート(アサ○キャスター)を流し込み24時間乾燥中。


6日目)
焼き床の乾燥を待って取り付け。上から覗くときっちり収まっていました。
目と口に見えた3方の開口部は燃焼室からの通気穴だったんですね。


7日目)
奇妙な物体その2、これは不要になったアルミ鍋に煙突を取り付けた状態。
烏帽子のようなカブリモノに見えますが、これがドーム天井になります。
熱を効率よく対流させようという目論見です。
ドーム部分も耐火レンガを使用するのは何かと大変ですので廃物利用で。


アルミ鍋製ドーム天井を耐火コンクリートで厚化粧、大切な熱を逃しません。


乾燥させるために始めての火入れ、ちと緊張しました・・・



アルミ鍋の膨張で大きくひび割れしましたが、これは想定内の出来事とか。
ちょっと面食らいましたが、もうこれ以上の大きなひび割れはないはずで、
耐火モルタルとレンガで全体を覆い、仕上げは普通モルタルで。後は自然乾燥。


12日目)
最後に煙突が付いて完成です

基本は廃品の土管で、エビ曲と先端部分は市販品が取り付けられました。
ダンパーは手作りで、ツマミを回すと内部の仕切り板が動く回転式です。
燃焼時は空気の通り道を確保、保温時は放熱を断つための重要な遮断弁です。



8日目)
2基目に着手。Lアングルの上にこちらは普通レンガが敷き詰められ、
9日目)
耐火モルタル、普通モルタルの2層仕上げの焼き床です。


10日目)
燃焼室が完成。こちらは一回り小さく、嬉しいファミリー向け設計です。
11日目)
後は天井部を残すのみに。


これが耐火コンクリート製天井部です。塩ビパイプは煙突穴用の型枠です。
さて、乾燥させている間に屋根の取り付けが始まりました。
八幡浜市魚市場の改修に伴い、駐輪場の屋根を頂いていたものです。
パイプとべースを溶接して、かさ上げされています。


ヨッコイしょういち、フォークリフトも出動し無事所定の位置に立ちました。
地面のコンクリートにアンカーボルトで8箇所固定、
ブロックに振れ止め用アングルで2箇所固定。これで万全(のはず)です。


12日目)
耐火天井部が乗り、さらに耐火レンガで覆い、仕上げは普通モルタルで。


最後に煙突が取り付けられて、完成です

こちらもダンパーは手製ですが、仕切り板を出し入れするスライド式です。
長々と最後までお付き合いいただきありがとうございました。週末の海岸線3地区(舌田・川上・真穴)合同婚活イベントで使用されるのが本稼働第1号になります。その前に試運転があると思いますので、また後日レポートしたいと思います

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