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    第1回ふるさと講座:穴井天満神社

     7月31日午後1時より、真穴地区公民館に於いて『ふるさと講座』が開講しました。今年度より新たに創設された講座です

     最初に松良昭子真穴地区公民館長より「4年前に子どもたちにふるさと真穴に対する郷土愛を育んでもらおうと“真穴かるた”を作りました。その真穴かるたを読み返していると、もっと真穴の事について調べた方がいいのではないか、また子どもたちだけでなく大人も一緒にふるさとの事を学べる機会があればもっとふるさとを深く理解でき、ふるさとに対する思い、つながりも強くなるのではないか」と、新講座開設の経緯について説明がありました。

     『ふるさと講座』第1回目は穴井天満神社 第19代薬師神宮司さんにお宮のこと、お祭りこのことをお話していただきました。

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     穴井は昔、幾度と大火に見舞われお宮がいつごろ建てられたのか正確な年を示す資料は残されていませんが、神社記憶帳によると少なくとも今から660年前の南北朝時代にはすでに建っていたことが判っているそうです。

     祀られている御神体は天穂日命(アメノホヒノミコト:恵みの神様)、菅原道真公(学問の神様)、他11体です。
     明治6年に郷社(ごうしゃ)となり、隣の三瓶町周辺全部の崇敬社となっています。

    ふるさと1 ふるさと2
    ふるさと3
     神社北側には境内神社として建てられている「五社堂」があります。一つの建物ですが、ここには六つの扉があるように猿田彦宮(交通安全の神様)、和霊宮(宇和島・和霊神社の分霊(わけみたま))や聖徳太子のお社など6つのお社が入っています。ここで手を合わすということは諸々の神様にお参りをしていることになるそうです。

    ふるさと5
     天満神社の末社として神明神社があります。御神体は天照大神(アマテラスオオミカミ:太陽の神様)、豊宇気比売命(トヨウケヒメノミコト:食物の神様)、火産霊神(ホムスビノカミ:火の神様)です。

     この神明神社は当ブログの「座敷雛の歴史」の記事にも登場していますが、愛媛県無形民俗文化財に指定されている「長命講伊勢踊り」(写真のモニター画面)が毎月旧暦の11日に奉納されます。旧暦の正月、5月、9月が大祭(たいさい)で、その他の月は月次祭(つきなみさい)と呼ばれます。正月は正装で、他の大祭と月次祭は平服で奉納されます。

     長命講伊勢踊りを見たことある人は?の宮司さんの問いかけに、年配の方が少々居られるだけで子どもたちからは一人も手をあげる子がいませんでした。公民館ブログでも今後「伊勢踊り」を取り上げて知名度のアップに繋げていけたらと思います。

    ふるさと4
     他にも、鳥居、手水舎、狛犬(こまいぬ)、鈴、注連縄(しめなわ)のことなど、とても興味深いお話が聞けました。〔意味、由来などはページ最下部をご覧ください〕

     最後に子どもたちから一人一人感想を述べてもらいました。
     聖徳太子も祀られていることや狛犬にオスとメスが居る事の驚き、とても勉強になったこと、etc. 大人の私もまったく同じ感想でした・・・。

     宮司さんがおっしゃっていましたが、本来お宮は人が集まるところであり、遊び場であり、心の拠り所であります。私が子どものころは近所ということもあり、それこそ遊びの本拠地みたいに境内や公園を走り回っていたのを思い出しました(心の拠り所は置いといて・・・)。今日参加した子どもたちも宮司さんのお話を聞いてお宮が身近に感じるようになったのではないでしょうか。

     私たちの年代の子ども時代と違うところは、「真穴かるた」や「ふるさと講座」などを通じてふるさとのことを詳しく知ることができる点です。羨ましい限りですネ

     「輪ぬけ祭り」の説明もしていただきましたが、内容につきましては後日予定の“真穴撮り歩き”でご紹介させていただきます。
     
    *意味・由来など*
    鳥居(とりい)】
     一説には起源は日本神話の“天の岩戸開き”に遡ります。天照大神が岩戸に隠れたときに鶏の止まる木を立てて鳴かせたところ、神様が岩戸から出て来られたことから、神前には鶏の止まる木を立てるようになり、それが鳥居になったと言われています。
     “鳥が居る”と書いて「鳥居」という訳です。

    手水舎(てみずしゃ)】
     お参りする時には手と口を清めてから参拝するのが神社参拝の作法になります。手と口をすすぐことによって全身を清めるという意味があります。古くは禊(みそぎ)といって海や川に入ったり、水をかぶったりして身についた罪や穢れを落としてからお参りしています。現在では手水こそが禊の簡略化した形になっています。

    狛犬(こまいぬ)】
     狛犬にはオスとメスがあります。口を開いた方はオスで、口を閉じている方はメスです。まさに“あうんの呼吸”で神様にお仕えしているのです。 

    (すず)】
     古くより神聖なものとして神事などにも用いられて、美しい音色で神様をお慰めし、同時に参拝する人にも清々しい気持ちを与えることから用いられるようになっています。また、お参りに来たことを神様に知らせるという意味もあります。

    注連縄(しめなわ)】
     神社の中でも特に清浄を保つべきところに注連縄が張られています。注連縄にも色々な形がありますが、雨乞いのときに使われる注連縄にはその思いが形に残っています。
     横縄の部分は「雲」を表し、紙でできた紙垂(しで)は「雷」を、垂れの部分は「雨」を表しています。このように思いを形にして、形で神様に思いを伝えるのです。
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