西山禾山生誕碑
昨日3月26日の「十六羅漢石仏」に引き続き真穴かるた巡りです
今回は、
【り】『西山禾山生誕碑』です。
臨済禅 その名も高し 西山禾山
『1837年(天保8年)12月24日穴井浦に、父須賀吟助、⺟トクの4男として生まれた。13歳の時、大宝寺瓊谷和尚の弟子となり得度し禅鉄と名付けられる。明治7年師の名を継ぎ⻄⼭⽲⼭(かさん)となる。漢学を学び諸国修⾏を重ね、まれにみる臨済宗の傑僧となる。明治44年大宝寺の大火で大火傷をし「焼け和尚」の異名をとる。その後も全国を講演。参禅する者も多く政治家河野広中、彫刻家平櫛田中、詩⼈⾼村光太郎も参禅。大宝寺に田中作、⽲⼭像。福⾼寺に、⽲⼭生誕碑がある。』(「真穴かるた」解説全文)

山門をくぐり抜けるとすぐに、手入れをされた広くて美しい境内と立派な本堂が眼前に広がります。石畳を本堂に向かって進み、左に曲がるとその先に見えてくるのが、


『禾山和尚生誕之地 碑』です。昭和47年に建立されました。
今年は、没(大正6年4月3日)後100年を記念して、4月2日と3日に「西山禾山禅師墨蹟展」(主催:西山禾山顕彰会)がここ福高寺の本堂で開催されます。平櫛田中作「禾山笑」木彫や、「七言詩屏風」など多数が展示されます。今年の穴井の座敷雛ご当家・中栄家からはわずか80m、少し坂になっていますが、座敷雛ご観覧後にお立ち寄りされてみては如何でしょうか。入場無料、時間は午前9時から午後5時までです。
改めまして、
【西山禾山1837年(天保8年)~1917年(大正6年)は八幡浜市穴井出身。禅の先駆者で在家「禅」の先駆者である。臨済宗の最高峰である老師として日本中に鳴り響いた「禅師」でもある。門下に河野広中、高村光太郎、平櫛田中、平塚雷鳥、三遊亭円朝、山岡鉄舟 他、多数の教えを仰いだ有名人に影響を与えている。】

大雪の日には境内はすっぽりと雪をかぶっていましたが、この日は八重の花桃が満開を迎えていました。桃は咲いたか、桜はまだかいな…。

福高寺の裏手の山側を通る、通称3号線の桜はまだ蕾でした。この3号線は昭和48年、当時の穴井区長・須賀利昌さんの時に、一部山を切り抜いて開通した生活道路で、桜の樹もこの頃に植えられたようです。須賀利昌さんは須賀家の七代目ご当主で、禾山和尚から見ると“兄のひ孫”「曾姪孫 」(禾山和尚は「曾祖叔父 」)にあたります。桜並木は生誕碑から直線距離で30mほどで、禾山の命日となる4月3日の頃には、石碑の後方で満開の花を咲き誇らせています。

桜の樹は現在13本、樹によっては1~2輪咲き始めているものも。今週は気温も高くなるそうで、座敷雛公開の頃には見ごろを迎えそうです。座敷雛を見て、福高寺で墨蹟展を見て、3号線の桜を満喫する。今年の座敷雛観光のおすすめコースです。
桜並木をご鑑賞の後は、道に迷うと大変ですので、来た道をお帰り頂きますようお願いいたします
【追記:4月3日】
お知らせの通り、4月2日・3日の両日、ここ福高寺で没後百年『禾山禅師墨蹟展』(主催:西山禾山顕彰会)が開催されました。




4月2日は、大城一郎八幡浜市長が参加して開幕式が行われ、この機会にと郷里の名僧西山禾山の墨蹟及び平櫛田中作「禾山笑」木彫を一目見ようと、地元の方もたくさん見学に訪れていました。また、4月2日・3日は真穴の座敷雛の開催日でもあり、たくさんの観光客の方も足を伸ばしていただきました。真穴の座敷雛は、えひめいやしの南予博2016に参加していて、3日の日には中村時広愛媛県知事も、座敷雛とこの墨蹟展を訪問されました。
※西山禾山顕彰会さんの許可を得て撮影いたしました。

今回は、
【り】『西山禾山生誕碑』です。
禾山和尚生誕之地 碑
臨済禅 その名も高し 西山禾山
『1837年(天保8年)12月24日穴井浦に、父須賀吟助、⺟トクの4男として生まれた。13歳の時、大宝寺瓊谷和尚の弟子となり得度し禅鉄と名付けられる。明治7年師の名を継ぎ⻄⼭⽲⼭(かさん)となる。漢学を学び諸国修⾏を重ね、まれにみる臨済宗の傑僧となる。明治44年大宝寺の大火で大火傷をし「焼け和尚」の異名をとる。その後も全国を講演。参禅する者も多く政治家河野広中、彫刻家平櫛田中、詩⼈⾼村光太郎も参禅。大宝寺に田中作、⽲⼭像。福⾼寺に、⽲⼭生誕碑がある。』(「真穴かるた」解説全文)

山門をくぐり抜けるとすぐに、手入れをされた広くて美しい境内と立派な本堂が眼前に広がります。石畳を本堂に向かって進み、左に曲がるとその先に見えてくるのが、



『禾山和尚生誕之地 碑』です。昭和47年に建立されました。
今年は、没(大正6年4月3日)後100年を記念して、4月2日と3日に「西山禾山禅師墨蹟展」(主催:西山禾山顕彰会)がここ福高寺の本堂で開催されます。平櫛田中作「禾山笑」木彫や、「七言詩屏風」など多数が展示されます。今年の穴井の座敷雛ご当家・中栄家からはわずか80m、少し坂になっていますが、座敷雛ご観覧後にお立ち寄りされてみては如何でしょうか。入場無料、時間は午前9時から午後5時までです。
改めまして、
【西山禾山1837年(天保8年)~1917年(大正6年)は八幡浜市穴井出身。禅の先駆者で在家「禅」の先駆者である。臨済宗の最高峰である老師として日本中に鳴り響いた「禅師」でもある。門下に河野広中、高村光太郎、平櫛田中、平塚雷鳥、三遊亭円朝、山岡鉄舟 他、多数の教えを仰いだ有名人に影響を与えている。】


大雪の日には境内はすっぽりと雪をかぶっていましたが、この日は八重の花桃が満開を迎えていました。桃は咲いたか、桜はまだかいな…。

福高寺の裏手の山側を通る、通称3号線の桜はまだ蕾でした。この3号線は昭和48年、当時の穴井区長・須賀利昌さんの時に、一部山を切り抜いて開通した生活道路で、桜の樹もこの頃に植えられたようです。須賀利昌さんは須賀家の七代目ご当主で、禾山和尚から見ると“兄のひ孫”「


桜の樹は現在13本、樹によっては1~2輪咲き始めているものも。今週は気温も高くなるそうで、座敷雛公開の頃には見ごろを迎えそうです。座敷雛を見て、福高寺で墨蹟展を見て、3号線の桜を満喫する。今年の座敷雛観光のおすすめコースです。
桜並木をご鑑賞の後は、道に迷うと大変ですので、来た道をお帰り頂きますようお願いいたします

【追記:4月3日】
禾山禅師墨蹟展
お知らせの通り、4月2日・3日の両日、ここ福高寺で没後百年『禾山禅師墨蹟展』(主催:西山禾山顕彰会)が開催されました。




4月2日は、大城一郎八幡浜市長が参加して開幕式が行われ、この機会にと郷里の名僧西山禾山の墨蹟及び平櫛田中作「禾山笑」木彫を一目見ようと、地元の方もたくさん見学に訪れていました。また、4月2日・3日は真穴の座敷雛の開催日でもあり、たくさんの観光客の方も足を伸ばしていただきました。真穴の座敷雛は、えひめいやしの南予博2016に参加していて、3日の日には中村時広愛媛県知事も、座敷雛とこの墨蹟展を訪問されました。
※西山禾山顕彰会さんの許可を得て撮影いたしました。
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