避難訓練・防災訓練2015~南海トラフ巨大地震に備えて~
8月30日(日)、今年も八幡浜市自主防災会連絡協議会による、南海トラフ巨大地震発生を想定した市内一斉の避難訓練・防災訓練が行われました

真穴地区では海抜10m以上になる場所に、各谷・各常会毎に真網代地区5ヶ所・穴井地区3ヶ所の津波一時避難場所が設定されています。午前7時40分、大津波警報のサイレンと共に一斉に避難が開始されました。今年は生憎の雨模様でしたが「その時」は気象状況を選んでくれません。服装や準備する物にも、これまでとは違った視点で行動できたのではないかと思います。ちなみに真穴地区の避難訓練の参加者は712人で参加率は58.5%(真網代地区63.7%、穴井地区52.5%)でした。


避難場所では消防団の皆さんによるミニ防災訓練が実施されました。今年は「消火器の使い方と非常食の紹介」でした。消火器の実演では大人は尻込み遠慮がちでしたが、子どもたちは勇敢です。即席の『真穴少年少女消防団
』心強い限りです。多くの人は未だかつて消火器を使ったことがなく少し不安でしたが、子どもたちでもいとも簡単に扱えることが分かり安心しました。
このあと飴ちゃんやビスケット、羊羹にクッキー、おかゆさんなどの非常食の紹介と試食がありました。味や賞味期限は以前にくらべて数段に改善されているようです。是非とも準備しておきたいアイテムです。
真穴では真穴地区自主防災会(会長:松浦真穴地区公民館長)の下、真網代自主防災会(会長:元山真網代区長)、穴井自主防災会(会長:平美穴井区長)が組織されています。「自助・共助 みんなの命はみんなで守ろう!」が真穴地区自主防災会の今年の重点目標です。避難訓練のあと、真網代自主防災会では「応急手当・搬送訓練」が、穴井自主防災会では「図上演習」が行われました。
真穴地区公民館で行われた穴井地区の「図上演習」をご紹介します。
【目的】①災害のイメージトレーニングをすることで、地域の強さ・弱さを理解することができる。②情報を共有することで共通の認識を持つことができる。
【内容】※自宅はどの程度の被害を受けそうか ※最初の20分間で何ができるか ※一時避難場所までの経路の再確認 ※要援護者の確認 ※避難路を塞ぐ可能性のある建物・倉庫・空き家の位置 ※消火栓や井戸の位置 ※移動して避難が可能な倉庫の場所 ※通行不能になりそうな場所 ※浸水しそうな場所 などについて意見を出し合い地図上に付箋を貼り、位置をマーキングしていきます。

一時避難場所毎の3つの班に別れて、演習の開始です。

「暗渠(あんきょ)が崩れたらどげぇすら」「ここはせめぇけん崩れたら通れんぞ」「なんちゃや無かったら大通りに出るか」「ここらは地滑りしちょる」「ここにも井戸んあらせなんだか?」「あらい!」…活発な意見・情報が交わされ、時間の経過と共に真っ白な住宅地図がマジックやシールのカラフルな色に埋め尽くされていきます。

約1時間の演習が終わり各班の代表者により成果が発表されました。各班とも家庭での初動対応「ガスの元栓を閉める、ブレーカーを落とす」ことが共通認識として挙げられました。危険箇所や消火栓、井戸の位置を確認でき情報を共有できたのはとても有意義でした。井戸が飲み水として利用できるか否かは今後の課題になります。穴井は住宅が密集している関係上、避難路の確保が重要になります。また9mの津波が押し寄せると、地形的に住宅のほとんどが飲み込まれます。いち早い避難行動が求められます。
穴井自主防災会さんから今回の資料を基に「穴井のハザードマップ」なるものを作っていけたらとの話があり、早期実現を切に願うところであります


真穴地区では海抜10m以上になる場所に、各谷・各常会毎に真網代地区5ヶ所・穴井地区3ヶ所の津波一時避難場所が設定されています。午前7時40分、大津波警報のサイレンと共に一斉に避難が開始されました。今年は生憎の雨模様でしたが「その時」は気象状況を選んでくれません。服装や準備する物にも、これまでとは違った視点で行動できたのではないかと思います。ちなみに真穴地区の避難訓練の参加者は712人で参加率は58.5%(真網代地区63.7%、穴井地区52.5%)でした。




避難場所では消防団の皆さんによるミニ防災訓練が実施されました。今年は「消火器の使い方と非常食の紹介」でした。消火器の実演では大人は

このあと飴ちゃんやビスケット、羊羹にクッキー、おかゆさんなどの非常食の紹介と試食がありました。味や賞味期限は以前にくらべて数段に改善されているようです。是非とも準備しておきたいアイテムです。
真穴では真穴地区自主防災会(会長:松浦真穴地区公民館長)の下、真網代自主防災会(会長:元山真網代区長)、穴井自主防災会(会長:平美穴井区長)が組織されています。「自助・共助 みんなの命はみんなで守ろう!」が真穴地区自主防災会の今年の重点目標です。避難訓練のあと、真網代自主防災会では「応急手当・搬送訓練」が、穴井自主防災会では「図上演習」が行われました。
真穴地区公民館で行われた穴井地区の「図上演習」をご紹介します。
【目的】①災害のイメージトレーニングをすることで、地域の強さ・弱さを理解することができる。②情報を共有することで共通の認識を持つことができる。
【内容】※自宅はどの程度の被害を受けそうか ※最初の20分間で何ができるか ※一時避難場所までの経路の再確認 ※要援護者の確認 ※避難路を塞ぐ可能性のある建物・倉庫・空き家の位置 ※消火栓や井戸の位置 ※移動して避難が可能な倉庫の場所 ※通行不能になりそうな場所 ※浸水しそうな場所 などについて意見を出し合い地図上に付箋を貼り、位置をマーキングしていきます。

一時避難場所毎の3つの班に別れて、演習の開始です。

「暗渠(あんきょ)が崩れたらどげぇすら」「ここはせめぇけん崩れたら通れんぞ」「なんちゃや無かったら大通りに出るか」「ここらは地滑りしちょる」「ここにも井戸んあらせなんだか?」「あらい!」…活発な意見・情報が交わされ、時間の経過と共に真っ白な住宅地図がマジックやシールのカラフルな色に埋め尽くされていきます。

約1時間の演習が終わり各班の代表者により成果が発表されました。各班とも家庭での初動対応「ガスの元栓を閉める、ブレーカーを落とす」ことが共通認識として挙げられました。危険箇所や消火栓、井戸の位置を確認でき情報を共有できたのはとても有意義でした。井戸が飲み水として利用できるか否かは今後の課題になります。穴井は住宅が密集している関係上、避難路の確保が重要になります。また9mの津波が押し寄せると、地形的に住宅のほとんどが飲み込まれます。いち早い避難行動が求められます。
穴井自主防災会さんから今回の資料を基に「穴井のハザードマップ」なるものを作っていけたらとの話があり、早期実現を切に願うところであります

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