真穴地区公民館ブログ

    四国は愛媛の八幡浜市最南端から地域情報を発信!
    from Ma-ana district,
    Yawatahama City,Ehime Prefecture.

    天神丸の出航地『源蔵前』

     新コーナーの郷土かるた “ 真穴かるた巡り ” です。真穴の伝統・文化・自然が44枚のかるたに詠まれています。この “ 真穴遺産 ” とも言うべきものをできるだけたくさんご紹介していく予定ですが、「真穴撮り歩き」同様に、気まぐれ、不定期に、また順不同となりますことをご了承ください

    第1回目は【け】『源蔵前』です。

     源蔵前 打瀬船で アメリカへ

     『真穴は明治大正の頃、多くのアメリカ渡航者を出した村として「アメリカ村」と呼ばれる。大正2年、打瀬船(うたせぶね)と呼ばれる長さ15mほどの小さな漁船で、アメリカ大陸を目指して15人の若者が源蔵前の渚から出航した。潮流と帆・磁石(北針:きたばり)を頼りに大波激浪と戦いながら太平洋を横断し、サンフランシスコの北ポイントアレナに上陸した。このような先人の時代を切り拓いた精神を受け継ぐ道標とするため、源蔵前に記念碑が建つ』』(「真穴かるた」解説全文)

     源蔵前の入り江の今 


    源蔵前1
    源蔵前2
    源蔵前4
     砂浜に降り立つと、ホトトギスの鳴く声と打ち寄せる波の音しか聞こえてこない静かな浜辺です。ここから若者15人が打瀬船「天神丸」と“北針”で太平洋の大海原に漕ぎ出すという壮絶な夢とロマンが繰り広げられたことを、想像できるまでに少し時間がかかるほど、現在は静かなたたずまいを見せる源蔵前の入り江です。

     天神丸と北針 


      天神丸北針-1

     天神丸の模型と方位磁石“北針”(天神丸で使用したのと同型)
     
    源蔵前の記念碑0
     平成6年1月23日、「地域文化振興協議会・北針」さんにより記念碑が建立されています。

     壮挙を銘す
     大正二年(一九一三)五月二十日 一葉の漁船〝打瀬船〟長さ十五米でアメリカ大陸に夢とロマンを胸に秘め浦人十五人が「兵糧」米二十俵、千魚、副食物、水十八何(四斗樽二十丁)を積みこみこの渚を船出した。伊豆大島で必需品を補給これを最後に潮流と帆「北針」磁石を頼りに怒濤渦巻く太平洋横断の途に、覆没せんとすること幾回となく、大波激浪と戦うこと五十八日。遂にサンフランシスコ北のポイントアレナに上陸する。・・・この大膽なる渡航については・・・両国の多くの人々が、コロンブスのアメリカ発見にもあるまじき奇蹟なりと驚嘆している・・・と報じられる。ここにその史実を銘し先人の時代を切り拓いた「進取の気性」「不屈の精神」を尊い「精神文化」として受継ぎ浦人の明日を拓く心の道標としたい。(全文)
     
    源蔵前1
     平成24年5月20日、「出航100周年記念式典」が催され、「北針」の著者・大野芳さん、「アメリカの風が吹いた村」の著者・村上庸子さんを招き、記念講演会も行われました。

     めざせ蕪島 


    源蔵前1
     また、この先人たちの冒険とロマンに思いをめぐらせながら、手作りのイカダで小網代の港から蕪島を目指す「蕪島めぐり」は、今や中学生の夏休み恒例行事となっています。こうして先人たちのフロンティア精神は現代でも脈々と受け継がれているのです
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